前書き
自分で購入して使ったことがあるマザーボードのみ対象。
CPUは12700K,13700K,14900Kいずれか。
全部SR-IOV使えます。
USBは7.5mのアクティブケーブル使用。これの相性がきつい。
ランキング
特徴 | 総合おすすめ度 | ゲーム重視評価 | 相場 | 備考(コメント) | ||
Z790 Apex Encore | ASUS | 2slot DIMM, 8層 | ★★★★☆ 値段以外最強 | ★★★★★ 最強 | 9万円 | 14900K購入と同時に買ったマザーボード。ベンチマークもゲームもどのZ790マザーボードよりスコアがよくなるので最強で間違いない。 Type-C PDで60Wくらい出せるのが便利。 |
Z790-AYW OC Wifi | ASUS | 2slot DIMM, 6層 60A 12フェーズ | ★☆☆☆☆ 良さを感じず | ★★★☆☆ USBが不安定 | 2.5万円 | Apex Encoreの廉価版を期待したが、それほどでもなかった。基盤のレイヤー数の差か、USBのノイズ耐性が低く、扱いづらい。CPUとメモリのOCには向いてるかもしれない。 |
Z790 Lightning Wifi | ASRock | 4slot DIMM, 8層, 50A-16フェーズ | ★★★★★ | ★★★☆☆ 253W運用だとPWMの冷却が間に合わないのか、Cities Skylines2などが落ちることがある。180Wだとほとんど落ちないので無視できると思います。 | 2.5万円 | 8層最安で登場して試しに購入してみたらかなり良好。USBも耐ノイズ性能が良好でトラブルがほとんど起きない。レンダレイテンシでApex Encore比5%くらい下がるものの、十分に速いほうと思われる。 |
Z790 PG Lightning DDR5 | ASRock | 4slot DIMM, 6層 | ★★★☆☆ 実質後継の8層のほうが同じ値段で高速 | ★★★☆☆ 主に13700kで使用。落ちたことがない。 | 2.5万円 | hynix-AダイCL34@7200は不安定で、6800に落とす必要あり。8層のほうは落ちないのでレイヤーの差を実感できた。MダイCL36@7200は安定している。 |
Z690 Riptide DDR4 | ASRock | 4slot DIMM, 6層 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 3万円 | USBのLightningポートは相性がキツいものの、プラシーボ効果が有効的で使ってて気分が良い。 ※USB1.1,2.0は同一ポートにぶら下がってるデバイス全部に信号送る感じななので(非スイッチング) |
MPG Z790 Carbon Wifi | MSI | 4slot DIMM, 8層 | ★★★★★ かなりお勧め | ★★★★★ Apex Encore同等以上に感じる | 3万円 (2022年発売: 6万円) | MSIはK9A2 Platinum (2007)以来かも。記憶が正しければ、コンシューマー向けにDr.MOSを採用した最初のメーカーのはずで、このK9A2は使ってて非常に優秀なマザーボードだったのでこういう感じ期待。ただし、K9A2が悪いのか、AMDが電気食いすぎなのかわからんか3枚ぐらい壊れては買いなおしてそれ以外買っておらず、ずっとGigabyte信者になってましたが、ふとSR-IOVが使いたくなったらGigabyteは全部使えないのでASRock使ってて今に至る。 下部に記載。 |
MSI MPG Z790 Carbon Wifi
まず、重い。Apex Encoreも重かったのですが、それ以上に重たい。アルミダイキャストのヒートシンクがほぼ全体覆っているためその重量ですが、基盤自体も重たく感じます。
スペックはMSIの公式に書いてあるので割愛しますが、トピックだけ列挙します。
H/W関連
- CPU直結のNVMEスロットが2本ある
- CPUからは4x 1スロット分のPCIEレーンを供給できないため、スプリッタチップ(スイッチングハブのようなもの)を用いて2分岐させて実現させてます
- SLIやCrossFireが流行していた頃には結構多くのマザーボードで採用されていた方式ですが、PCIE4.0のような高速化が進むほど、帯域不足になるケースが減って、こういったチップを用いてまでレーン数を増やす必要があまりなくなっているだけに今となっては珍しい。
- 厳密には中継チップを介する都合上、マイクロ秒の単位で遅延が見込まれますが、CrystalDiskmarkのように帯域使い切る処理を2枚同時に行わない限りまず無視できる水準です。
- ゲーム中はディスクアクセスあまりしない為、あまり利用上のメリットはありませんが、CPU – Z790間のバス(DMI)の消費を抑えられるため、個人的にはプラシーボ効果が見込めます
- USB Type-C 20Gbpsのポートは Z790 チップセットではなく、専用のASMediaチップによる供給
- ASRockのLightning port相当
- 7.5mのアクティブUSBケーブルとの相性も問題なし。
- SPDIF出力(TOSLINK)有
- 便利ですよね
- ただし、ALC4080(USB接続)であるため、PCIE接続のALC1220には色々劣るでしょう。音質は良いと評判ですが、USBは常に混雑しているからなるべく分離させたい。
- SR-IOV対応
- Webのマニュアル上、BIOSセットアップに関する部分がなかったので不明でしたが、BIOSのBeta機能として提供されていました。ラッキー。
ゲーマー観点
- 購入時のBIOSバージョンは2024/3月頃のもので、intel Baseline profileで盛り上がる前のバージョンでした(PL1 4096W/PL2 4096W設定)
- この状態でもOSインストール・セットアップは問題なく完了しました。自分の14900kはまだ大きく劣化はしてなさそう。
- 最新版BIOSだと、intel Baseline Profileや各種マイクロコードパッチが入ってき、デフォルトでbaseline profileになってます。
- 自分の場合、MSI 253Wプロファイルを選択(あと1年くらい14900k使いたいので4096Wはもうやめとく)
- Cities Skylines 2 40万人都市ぐらい CPU200W上限消費でサーマルスロットリング発生していない(80度程度)
- 少し奮発していつもの安い塗りやすい6.5Wのグリスではなく、Thermallight TF7 (12W?) にしたのもあると思いますが、グリスで10度も差でないから関係ないと思います。
- この時点で買ってよかった大満足。Apex Encoreは少しカツ入れな感じでサーマルスロットリングは発生します
- 長時間プレーしてないですが、今のところ、他のマザーボード(Apex Encore, Z790 Lightning Wifiなど)でCS2アプリが落ちる事象は発生してません
- Apex Legends – Render Latency も良好
- 14900K, CL34@7200 で
- Apex Encore : 1.9ms~6ms
- Z790 Lightning Wifi: 2.1ms~6ms
- MPG Z790 Carbon Wifi : 1.7ms~6ms ぐらい
- 今日のApexアップデートで検証に使ってたBot RoyalのマップがWorlds EdgeからBroken Moonに変更となっており、平等じゃありません
- S21まではDirectX12のほうが快適でしたが、S22はあきらかにDirectX11が快適、S23もDirectX11が快適です。11で不満がある場合のみ12試す形でよさそうです。
- 14900K, CL34@7200 で
- Herts Of Iron IV – かなり良好
- Apex EncoreやZ790 Lightning Wifiだと1944年頃くらいからスタッタリングがひどいのですが、あまり気にならない感じで最高です。
- 使用感は13700kに近いかも(スムーズ)
総合的に、今まで使ったZ790マザーボードで一番良いです。来年の16900k(285k後継)買うときはMSIにしよ。
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