結論
改選前過半数であった与党(自民党+公明党)が過半数割れ。
自民党
事実として、少子高齢化のため、財源確保は命題であり、従来通りの増税バラマキ方向の施策が現役世代に刺さらなかった印象。
特に、和歌山県選挙区は対立が自民党に入る可能性が高いものの、パンダではない方が当選した。
公明党
道路といえば公明党、わかりやすい土木利権ですが、残念ながら議席を落としました。こちらは、単純に支持者も少子高齢化が進み、海外の支援を受けても大勢に影響がなく、厳しい戦いになったと思われます。
候補者の写真を上手に撮影する手腕はNo1かな、と思います。
立憲民主党
意外と議席が変わらず。前々職は労組が旧民主党系に投票するよう強い働きかけがあったので、そちらの集合票でしょう。インターネット上の情報では帰化議員ではないか、との声があり、50歳以下の支持層は弱くなっているのかな?と感じました。
国民民主党
大きく議席を伸ばしました。やはり、シンバ幹事長、良いですね。
ただ、不祥事と候補者人選の経歴に関する眼が50歳以下の支持層に疑惑を持たせることになり、この浮動票がほとんど参政党に流れた印象です。
参政党
大きく議席を伸ばしました。日本人ファースト、という日本人の保守層に刺さる非常にわかりやすい選挙活動でさすがでした。
特に、神谷代表はあらゆるメディアに出演しつくす、凄い耐力体力と思いました。特に、SNS上でのアンチ活動が目立つので、本当に日本人ファーストになるのかも?と期待していますが、どうなるか。
れいわ
1議席増、すごい。ワイドショーの活動が目立ち、障碍者、弱者貧困層、これから年金生活入るくらいのテレビをよく見る年齢層の浮動票に刺さっていますね。
共産党
ノーコメント
社民党
ラサール石井さんと特定支持層から、議席確保継続
日本保守党(百田代表)
北村弁護士の知名度、富裕層の支持が熱い。
NHK党
兵庫県知事選の手法を再適用したが、有権者に刺さらず。
特定支持者の足をひっぱる活動は事実だとしても飽き飽きしており、その層が完全に別の党に流れ、古くからの支持者にしか投票してもらえてません。
特に、政党要件を満たしたいのか、浜田議員を当選させたいのか、選挙活動中に2点3点している印象があり、前々回のように、どこから何票取れれば2%行くのか、前回と今回と比較して、どういう情勢なのかの解説がなかったので飽きられてしまった印象です。
浜田聡さんに関しては、統一教会との関係があいまいで、一般的な日本人の感覚としては統一教会=悪の組織であり、その状態のまま各自調べてください、というスタンスは大部分の日本人には無理です。
選挙期間中の活動に関してもせっかく良い盛り上がりを見せている部分に水を差す、相当足をひっぱってるな、と感じる部分があり、立花党首のワンマン、もしくは、その立花さんを支える人材不足が敗因かな、と思います。たとえば、開票速報でNHKの情報を転記する作業も、わざわざ立花党首がやる必要なんて無いはずで、私程度のExcel使える人間であれば余裕でできる内容で、内部事情が思いやられます。
次に期待します。
再生の道
苦しんで生活と納税を行っている首都圏の生活者の資産を地方にばらまく印象が強く、その解説が無かった。
地方交付税の問題にすり替えればよかったかな、と思うものの、大部分の市町村、この税で潤ってる都合上表に出しづらいか。
トータルで伸びていく理論はもうサラリーマン飽き飽きしている部分で、正しくても、現在の低賃金労働者(~1000万円)にはきついということ、石丸さんはわかってるはずなのに、まっすぐにやりすぎかな。
日本維新の会
関西ではいまだ強い。
チームみらい
個人的に予想外の議席獲得。この政党の良い部分は特に政治資金に関するIT系では一般的な手法で実現させたこと。ただこれだけで2%も獲得できるのかかなり疑問で、「AI」=アメリカ資本であり、外資への支払いが増えるような法案や行政にならないか、ちょっと心配になる。
金融系もメガバンクは結構努力したけれども、国内ベンダー側のビジネスモデルの未熟さから、データセンター事業(IaaS, SaaSなど全般)を国内自給できず、Amazon・Googleの技術が必須になってしまっている。
その他政党
正直、泡沫候補であるものの、他政党に合流せず、有権者も自分の意志に沿って投票したはずで、その部分は民主主義で良い。
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